東洋史研究リンク集掲示板
(2008711日〜2008815)

 

上記の期間の東洋史研究リンク集掲示板記録です。新しい記事が上。

「◆◆◆◆◆」等:再録に際し削除(20081011日)

 

 

新しい記事から表示します。最高200件の記事が記録され、それを超えると古い記事から削除されます。

1回の表示で30件を越える場合は、下のボタンを押すことで次の画面の記事を表示します。

--------------------------------------------------------------------------------

感想 投稿者:本野英一  投稿日: 815()220142

 

『三国志演技』は、1986年の最初のイギリス留学の時に持っていきました。『金瓶梅』は、学生時代にさんざん読みました。あのどぎつい性欲と食欲描写についていけなくなった今日この頃です。『氷点』はドラマだけで読んでません。『ドン・キホーテ』それがあったか。リヒャルト・シュトラウスの交響詩でしか聴いていません。読むべくして読んでいないです。『城壁』これも読んでいないです。無学ですいません。

 開会式の張り子が次々にあばかれていますね。56の民族衣装を着ていた子供は大半が漢族だったそうな。「五族共和」よりはまともな国を樹立したのではなかったのでしょうかね。全く。*68736

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

遅ればせながら 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 815()211116

 

あの、遅ればせながら、北京五輪は……開会式はレコーダに録りました。いや、よかった、足形花火の偽装と首パク偽装もバッチリ録れてて良かった。トリノのカバちゃんは気温と本人を気遣っての口パクだが、今回はこの子の方が見てくれよいからの口パクでした。マスコミに不快感というのも笑える。本当に世界のマスコミが関心を持っているのは中国国内の人権蹂躙なのだが(下のリンク参照)。

 

無人島に持っていく本ですか。取り敢えず以下にしておきます。(後で代えるかも)

1 『氷点』 自分が読書を積極的にし始めたきっかけになった。

2 『三国志演義』 ヌルハチも毛沢東も愛読していたという恐るべき奇書。『水滸伝』もそうだが、正義は勝たないという世界観も凄い。これ四大希書プラス『金瓶梅』ってだめですか。読み飽きたとき用に『銀河英雄伝説』。名前はドイツ風だが実は『史記』がモチーフ。皇帝のお気に入りの妃の弟が活躍するとなったらね。

3 クローニン『城砦』 若者が世に出る、挫折する、再生するという過程が描かれている。模試で英文の長文読解で出てきたときはびっくりした。

4 『ドンキホーテ』ダシール=ハメットが読み返して感心していた。う〜ん気になる。

 

ドストエフスキーの悪霊は日本の学生運動とかの忌まわしい面を已に描いていたと今更にに評価が高い本ですね。『カラマゾフ』は最初読んだときに意味がわかりませんで、学生時代に某先輩達の「僕たちは所詮こんな親の子だってこと」という解釈で長いこと納得していたのですが、昨年にテレビで結構現代的な話だと紹介していたのが面白かったです。有名な大審問官のエピソードもありますが、一気呵成に読んだ方がよいようです。判りよかったのは元祖コロンボの『罪と罰』です。

 

もって行きたくないベスト(ワースト)となるととりあえず。未読ですが、

石原×太郎『太陽の季節』

品性下劣なただのおっさん。弟があれほどの存在でなければ、東京都民の税がまたまた新銀行に投入されることなんてこともなかったはず。障子を突き破ったのは弟らしい……

編集済

http://dazed.excite.co.jp/News/china/20080815/Recordchina_20080815009.html

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

3題。  投稿者:管理人・青木  投稿日: 815()183553

 

(1)中学校の同級生で、いつも本を読んでいる文学少女がいました。私はひそかに彼女は実はバカではないか、と疑っていたのですが、無人島に持って行く3冊の彼女の答えが3冊とも「推理小説」だったので、自分の見方に確信を持ちました。思うに、日本の文系研究者で日本文学や中国文学から思想的影響を受けた、という人って、ほとんどいないのではないでしょうか。もちろん、「好き」、はよくいますが。

(2)陳水扁の奥さんがスイスの銀行に不正蓄財、陳水扁はついに民進党脱退に追い込まれました。陳水扁の政治生命は絶たれ、民進党にも打撃です。これから、日本の新聞でも取り上げられると思います。中央通信社2008/08/15 15:43:12、国内政治。

(3)下記の研究会をします。私たちの研究班ももうすぐ大詰め。契約書を読めるだけではだめで、私はその社会についての独自の視点、という、まさにそういうことの基礎の一部をやります。*68723

http://www.l.u-tokyo.ac.jp/maritime/news/20080821.html

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

無人島に持っていく文学書 投稿者:本野英一  投稿日: 815()11512

 

 本日午後、運送業者が荷物を引き取りに来ます。段ボール箱は全部で25個でした。持っていく荷物の中で、生活必需品以外は積ん読になっていた学術書と史料のコピーなのですが、他に文学書を入れました。「無人島か宇宙船に詰め込んでいい文学書を3冊選ぶとしたら何にするか」という有名な質問があります。今回の場合、3冊にはしぼりきれませんでした。持っていくのは全てロシア文学とドイツ文学の古典です。再読するのは

1,トーマス・マン『魔の山』

2.同『ワイマールのロッテ』

3.トルストイ『戦争と平和』

 です。1と2は浪人時代に読んで、ちんぷんかんぷんだったもの。年齢を重ねたので再挑戦。3は高校生時代、そして学部3年生時代に読んだのですが、この作品を素材にトルストイの歴史観を考察した、アイザイア・バーリンがかつて所属していたカレッジに滞在するので持っていきます。無論バーリンの『ハツカネズミと狐』も一緒に。

4.ドストエーフスキー『悪霊』

5.同『カラマーゾフの兄弟』

 恥ずかしいのですが、この年までドストエーフスキーを読んでいません。そこで、これを機会に持っていきます。以上気付いてみると、日本文学から全く思想的影響を受けていなかった自分に気付いて驚いています。お二人が私と同じ立場なら、何を持参なさるでしょうか。*68705

 

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

Neither do I 投稿者:本野英一  投稿日: 814()221430

 

 小生も開会式は観ませんでした。さすがに同居している家族との付き合いで、昨日の女子柔道決勝戦と、本日の男子平泳ぎ200メートル決勝戦は見ましたが。でも、メダル獲得報道に目を血走らせるのって、戦前を思わせるようで嫌ですね。ジョージ・オーウェルが彼のエッセイの一つで批判していましたっけ。

 韓国の『朝鮮日報』の報道と日本の主要紙の報道の仕方を比較しているのですが、竹島といい、オリンピックのメダル獲得数といい、最近の韓国人は国家信仰に取り憑かれていて異様な雰囲気です。竹島に関する日本側の主張は、日本政府もきちんと広報するべきだと思います。これは話題がそれるので、これ以上踏み込みませんが。

 台湾の契約文書のサイト見ました。でも、いくら文書を読みこなしても、それだけでは意味をなさないと思います。契約文書を数多く作成しなくてはならない社会とは何なのか。この点についての独自の仮説を樹立することがまず先なのではないでしょうか。*68674

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

オリンピック見てない。 投稿者:管理人・青木  投稿日: 814()193640

 

9月末までには7万に行くとは思いますが、昔から、あまり多くの方に見ていただいているのは、少し気恥ずかしいというか、あまりカウンターが回って欲しくない気持ちです。確かに山手線に乗ると、日本ももう、他民族社会ですね。首都圏では1/10、全国では1/20が国際結婚だというし新大久保はさながらSFの世界です。

ところで昨日東洋史関係の会議があったのですが、半分以上は五輪開会式「全く見てない」でした。「ちょっと見た」「見た」は各1人だけ。主題歌「我和你」もスイスの曲のぱくりとの指摘があります("有人懷疑奧運會主題歌"でググれば出ます)。

ところで、これは山腰先生も本野さんもあまり関係ない分野ですが、社経史に興味のある方にお勧めが下記リンク。清代(〜明治)台湾の契約文書が、どっさり見られるサイトです。専用画面で拡大縮小印刷なども。これほどのすごい物は、中国はもちろん、日本近世でもないでしょう。徽州文書を専門として社会経済史に足跡を残された研究者が何人かおられますが、中国の奥地まで行かなくとも、このサイトを使えば、家にいながら簡単に台湾開発史・経済史の第一人者になれるかも。パスポート番号などがあれば、日本人でも登録できます。この圧倒的な契約文書を見てから岸本美緒「明清契約文書」滋賀秀三編『中国法制史─基本資料の研究―』東京大学出版会、1993を見て思うのは2点、(1)相対的に同論文の中国契約文書のリストが貧弱に見えてしまう、(2)柯志明教授、施添福教授ら詳細な社会経済的な開発・土地経営史が存在し、その中に契約文書や档案を置いて見るとき、同論文のような(また業主権や一田両主についての1980年代以降の論文のような)観念的議論だけで良いのか、ということです。むしろ、藤井宏教授みたいに、発生論的な社会経済史を真面目にやり直さなければいけないのであって、明清史合宿的・明清地域社会論的・法制史的な観念論も一段落つけなければなりません。宋代史が専門の私は史料の貧弱さの中であえいでますので、志ある方、やってください。*68657

http://tais.ith.sinica.edu.tw/sinicafrsFront/index.jsp

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

目指せサービス終了までの7万ヒット 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 813()16590

 

本能的な危機感だけで、忌避はもうできない状態でしょうか。

前に書いたことあるのですが、日本の在日韓国朝鮮人というのは戦前・戦中の労働移転の結果だと思ってます(これは強制連行史観ではなく)。戦前・戦中は内国移動になるので移民にはならなかった。その結果として、数百万人を超えるエスニック集団は既に日本にいる。

 

今、必要なのは、かつてのアメリカがそうであったように、日本という存在がいか他に出自をもつ人々に対して「本当に」魅力的であるのかということだろうと思います。悪名高い語学研修制度はこれの対極だろうと思います。社会保障制度も考えなければならないし、日本語(すんばらしい言語で、フランス語よりも微細な表現ができていいという外国人が前にテレビに出ていた)のよいところを維持した上で、どう習得利用できるように工夫するのかなどなど課題は多いでしょう。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

まずは 投稿者:管理人・青木  投稿日: 813()013541

 

第二子のご懐妊、おめでとうございます。彼(女)が一生になしとげることは、私の一本の論文の何万倍にもなるでしょう。

下記リンクは台湾国家図書館のサービス、雑誌論文の内容も結構無償で読めるようなのですが、HyViewというソフトのインストールがうまく行きません。残念。

1980年代、私が高校・大学だったころ、「明日の世界は今日と同じ」が世界観でした。イライラしましたが。しかし、本当に最近は恐ろしくなります。ドルが世界にあふれてどうなるか分からない不安。アメリカの実力と道義が理解しにくくなってきた不安。本野さん仰るとおり、日本は下手に打って出ないで、ウサギの耳で情報を集め、江戸時代の農民みたくじっとおとなしくしているという案に一票。あと、ここは議論が分かれるところであり、管理人が自分の主義主張を述べ立てるのは良くないとは思いますが、外国人労働力を大幅に受け入れざるを得ないと考えております。2001517日ワシントン発共同によると、労働力不足・高齢化から2015年の日本は年間三百万人以上の移民を受け入れる「多民族社会」になる可能性が高いという米中央情報局の報告書が明らかになった、とあります。CIAによれば、文化的伝統から抵抗感が強いが、労働力不足があまりに深刻で、『福祉削減』か『移民受け入れ』かの二者択一、年金財政を維持するには年間320万の移民労働者が必要であり、後者の選択をする可能性が高い、とのこと。移民の供給源は特に中国とインドネシア、としていますが、この報告書から7年後の今日、確かにインドネシアからの介護士という形で現実化しはじめているのです。子供が2人というのは平均より0.何人か多いんでは。私は赤貧老人として死んでいくのはいやなので、頑張って貯蓄をし(ってどんな運用がが良いのかてんで見当つきませんが)、移民導入の政策に票を投じ、留学生の不自由がなるべく少なくなるようなオープンな研究教育環境を構築しています。日本人としてあるまじきだらしない自分の性格を改善して日本の美風を破壊しない努力もしないと。*68577

http://www.ncl.edu.tw/mp.asp?mp=2

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

長期的な視点でものを考えることの重要さ 投稿者:本野英一  投稿日: 812()204046

 

 連続投稿で失礼します。山腰先生のおっしゃりたいことは、政治家は長期的な視点に立って政策決定していかなくてはいけないのに、それが全くできていない、ということではないでしょうか。これはアメリカ大統領に限りません。dこでも同じです。日本のマスコミには評判悪いけど、福田総理大臣は、その点比較的慎重に行動なさっているようにお見受けしますがね。

 さて、こういう時代風潮を嘆く本が出ていることをさっき、朝日のホームページ見ていて知りました。お盆休みが明けたら勤め先の生協書籍部に注文するつもりです。*68557

http://book.asahi.com/review/TKY200808120141.html

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

大動乱の予感 投稿者:本野英一  投稿日: 812()202920

 

 色々なジャンルを専攻している人と話していると、今の世界情勢は袋小路に入っており、そう遠くない未来に予想もつかない大動乱が起きるんじゃないかなという気がしています。アメリカ合衆国大統領の声明は、アメリカの従来の既定方針に沿って出されたものなのでしょう。今度ばかりは、またババを引かされないようにしたいものです。もうすぐ815日。マスコミの過去回想はいつも1930年代後半からに限定されていて、もっと以前からの重要性を考えようとしません。これはこれで困ったことです。小生の経済史入門抗議では、最低でも19世紀後半から、よりさかのぼると「長期の17世紀」を視野に入れて考えるように、と教えているのですが。*68557

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

冗談はよしこさん 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 812()19096

 

ロシア軍のグルジア侵攻に対して、ダミアン=ウォーカー=ブッシュ合衆国大統領は21世紀にはゆるされない行為だと言いました。イラクには大量破壊兵器は無かったし、あんたの方が家族ぐるみでビン=ラディン家とつきあっていたあなたがそれをいっちゃおしまいよ。

 

将来に歴史を振り返って、合衆国の凋落の原因を作った最低(この評価はもう固まっているとか)の大統領と言われるのではないでしょうか。

 

なんか、サミットにでていた面々というのは冥界からこの世を破壊するべく召還された魔物達だったような気がする。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

ローカルなので …… 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 811()222342

 

ローカルなので、都会ほど中高一貫校信仰のようなものはありません。というか中高一貫で有名を目指す私立がわずか一校だけあってという状態ですか。まだしも都会の中高一貫に似ているのは鳴門教育大学の付属の中学から、サッカーで有名だった徳島市立高の理数科に進むというパターンですか。見識と人柄は立派なものにしたい気はしますが、進路は本人が決めることですからね。

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

事前準備が大切 投稿者:本野英一  投稿日: 811()193146

 

 イギリス滞在に当たっては、あちらの信頼できる筋との事前交流、書類獲得が大きくものを言います。それをなさらなければ、けんもほろろな扱いを受けても文句は言えません。青木さんの友人の方は、そういった準備を怠ったからでしょう。

 次に、山越先生、おめでとうございます。二人お子さんがいるのは、別に普通じゃないでしょうか。中高一貫私立出なくっちゃだめ、といった迷信を信じないことです。安上がりでいいんです。学者にしようなんてゆめゆめ考えず、自分一人の力で生きていけるように育てればいいじゃないですか。*68487

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

一人っ子政策の放棄 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 811()165455

 

中国のではありません。

 

山腰家で着々と進んでいた、一人っ子政策・小皇帝育成事業の実験教育ですが、これは残念ながら放棄することになりました。このことは、もっと早くにここで報告しなければならなかったのですが、それはオギァと生まれてから(あっいかん!書いてしまった!)のサプライズにしようかと思ったのですが、一応この場の掲示板は9月末で終わるということなので、報告しておきます。

 

最近に、第二子は男の子と判りました。ゼッツタイ息子達をバカにする教育の餌食にしてはならんと思うこの頃です。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

なんなんでしょうか。 投稿者:管理人・青木  投稿日: 811()140942

 

国としての危機意識の欠如なのでしょうか。イスラエルみたいに年がら年中存亡の危機にある国、シンガポールみたいに簡単にひねりつぶせそうな国だったら、こんな教育政策にする筈はないと思うのですが。

20年近く前、ロンドンで留学中の友人と落ち合って大陸に行き、再びロンドンに戻ったときのUKの入管の厳しさったら。私は普通だから良かったですが、友人は銀行の預金残高証明その他の書類を準備し、長々とインタビューされ、荷物を全部開けられ。日本の入管は他国の問題児は個別に把握、それ以外はあまりうるさくないんですが、UK外務省は、とにかく個人情報にがめつい。やな国だ。*68410

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

蒸し返すつもりはないのですが 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 811()103135

 

先頃、他校の先生方と話をする機会があり、でたのは総合的学習と自由保育への不満。

そこで意外に盛り上がったのは自由保育批判、そら振ったのは私なのですが。

話が発展したのは数%の天才を抹殺する恐るべき教育だと言うこと。

 

自由保育は自閉児な子どもにとっては自分が何をしてよいか判らず、あっちこっちでこづきまわされるだけの地獄であるとのこと。それを引きづった低学年も同様。しかし、旧来のように設定保育であると、するべきことは決まっているので幼稚園や小学校の低学年でするべきことが身に付けられていたら、ちょっと変わっているけど無口だけど××君は勉強がよくできると敬遠されながらも、学力はつけ、職人や学者へとなることが可能であったのに。

 

将来天才となるべき人間の何%かはこれで潰されたというお話。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

荷造り開始 投稿者:本野英一  投稿日: 810()215022

 

 本日から、三度目のイギリス滞在に向けて荷造りを始めました。積み上げると腰の高さほどになった書籍のケルン3つ。昨日台車やナップザック、ずた袋一杯に詰め込んだイギリス外務省記録や『ノース・チャイナ・ヘラルド』、『申報』の記事コピー、印刷用紙や史料カード、プリンターのインクカートリッジや文房具を全部詰め込んでも、段ボール箱四箱にしかなりませんでした。一年でどれだけ消化できるんでしょうか。

 あとは、ヴィザと飛行機切符の手配。それにしても、ヨーロッパっていうのが憧れの存在ではなくなりましたなあ。北西ヨーロッパを恋い焦がれていた20世紀第二,第三四半期の日本人が懐かしい。*68429

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

私は最早 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 8 9()115417

 

その企画は東方に持ち込んだのに、相次いでクロウとパウエルの新訳をだされてしまい、しかも、解説ではわざとこちらの業績をムシっているで、ちっと腹も立ったが、活字は消えないのでそのうちにどこかで、敵でもとれればと思います。

 

パソコンの引っ越しは大仕事ですね。私は、ハードディスクの換装がどちらと言えば好きです。5年超えて使っている銀色Let's Noteは先代から換装しまくりです。買ったハードディスクのピンを二つ切らないといけないのです、ちょっとスリリングです。

 

北京五輪開催されました。チャン=イーモウの新作としては開会式面白かったです。費用も数兆円をつかったという(そんな金あたったら地震の被害者に使えばいいのに、社会矛盾満載の中国であれだけ華やかなで壮大な浪費とは。流石に一昔前風の×朝鮮のマスゲームとは違ったけど)。ただ、今年に公開された『王家の紋章』は絢爛にして見事に腐敗した王家を描いていて、それとも当然共通するものがあり、その立場にいた者なりの婉曲な彼なりの皮肉もあるのかなとも思います。彼の国のことなので『海瑞の免官』の二の舞になったらかわいそうなのでこれ以上うがったことはやめておきましょう。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

残念な話3題 投稿者:本野英一  投稿日: 8 9()100727

 

 最近自宅のパソコンを10年ぶりに更新しました。科研費でです。でもって、10年前のパソコンからファイアーワイアーを使って情報を移し変えようとしたが、最早古すぎて駄目。仕方ないので、3年前買ったノートパソコンの情報を移し変えました。こちらはうまくいきました。でも、iPodの音楽情報は改めて入れなおさなくてはなりません。書評原稿は今月末にもらえるので、それまでに大方のCD情報入れなおしです。でも、ノートパソコンの情報入れ替えたら、新しいパソコンの立ち上がり状態がおかしくなり、日曜日にOS入れ替えなくてはならなくなりました。これが話題の1。

 書評で紹介した『フェルメールの帽子』実は、Empire Made Meに続く翻訳書として取り上げようと、同じ出版社を通じて版権取得をめざしていたのですが、岩波書店に取られてしまいました。昨日担当編集者から連絡がありました。逃がした魚は大きかった。悔しいったらありゃしない。あの本を最初に日本に紹介したのは、この私なんですよ。岩波さん、なんで読売巨人軍みたいな大物釣りをするんだよ。だいたい、あの本屋は朝鮮労働党、中国共産党、ロシア共産党といった殺戮圧制国家の片棒担ぎをやってた東大官僚マルクス主義者の御用出版社だろ。と、悪口いっても最早手遅れ。これが残念な話の第2

 そして、最後はこの掲示板がもうすぐ終わるということ。これに代えるに、ジョージ・アーネスト・モリソンパンフレットコレクション研究班のHPを立ち上げてここにつなぎましょうか。ただし、パスワードを設定しますが。これは昨日東洋文庫で斯波先生と二人で決めた話です。来週はお盆休み。いよいよ出発のための荷造りを始めます。ではまた。*68331

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

終了迫る。 投稿者:管理人・青木  投稿日: 8 8()230930

 

皆さんのところでも、出たでしょうか。この掲示板が今年の9月末日でサービス終了になるとの事でした。これ、広告もシンプルで、とっても良かったんですが。思えばちょうど5年間、皆様から実に多くのご教示を戴き、掲示板を立てたとき、これほど有益になるとは、思ってもみませんでした。

ところで関係ないですが、昭和20年の元旦に、私の親の家族が私の伯父(◆◆◆)に宛てた寄せ書きが出てきました。息抜きに、ちょっと転載しておきます。なお、原文ではタダオは漢字ですが、本人の了解も取ってないので、ここではカタカナ、改行省略。「新年お目出たう!◆◆◆ちゃんの一生で忘れられない思出のお正月ですね、東京では新年になるとすぐ零時何分かにB29がお年玉(落とし彈)をおいて行きましたよ もう直ぐ二月になり東京に帰られますね。本当に直ぐですよ. 体を丈夫にして健康に気をつけなさい. 東京にくれば毎日B29が見られます 爆彈の音は雷の音よりも勇ましいですよ スキイは上手にできるやうになりましたか(父)」彼はよほどB29が好きだった見え、「歸京したら味方機とB29の音の聞き分け方や空襲のお話をして上げます」(姉1)、「ゆふべB29が、お正月なもんだから落し玉(焼夷彈)を落して行つた」(兄)、「B29が来ないので一日の晝間は淋しいです」(姉2)、「朝の五時にはB29がお祝にきました」(母)など。*68307

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

疲れました。 投稿者:管理人・青木  投稿日: 8 7()233358

 

外国2カ国3人の研究者を接待したというか接待されたというか。最近、人間疲れしました。いい人ばかりで、それが逆に重くて。天涯孤独で研究してるのと、親しい人に囲まれて研究できないのと、どっちが良いかというと…。少なくとも最近久しく日本人とゆっくり話してません。

ニュースも見ないし、オリンピックなんて、国際欄か政治欄しか見てません。中国人だって、多分全国のほとんどの都市では全然盛り上がってないのでは。毒餃子の発表については詳しい事情を知りませんが、漠然とした印象ではここ数年の日本は、中国のペースに巻き込まれず、健全な対中外交の道に戻ってきていると感じます。危ないのはむしろ肝心のアメリカか。*68245

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

^^; 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 8 7()115448

 

ところで、明日から(もうサッカー始まってますが)、北京五輪。

 

まず無事に終わればいいなと思います。しかし、今の情勢だと、オリンピックが終わってから感動しているのは中国人の一部だけということになりはしないでしょうか。

 

ここは、バス爆破とか邦人記者への暴行とか実は中国でもメタミドホスなどという話題はとんと出さない穏当な掲示板だったりする訳ですが。

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

小学校低学年の思い出 投稿者:本野英一  投稿日: 8 6()214411

 

「遊ぶときは遊び(その中でルールを学び)、ちゃんと座らせるときに座らせていれば」よく勉強する子になる、とは限りません。幼稚園時代から、家では積み木その他で遊び、祖母から毎日絵本を読んでひらがなかたかなは全部覚え、たいていの漢字もマスターしていた状態で小学校に入るとどうなるか?ひらがな、かたかなの練習だの、算数の宿題なんかばかばかしくってやる気がしません。宿題なんてみんな無視。で。授業中は先頃惜しくもなくなられたかの赤塚不二夫先生や、故人となった横山光輝先生などが、健筆をふるっておられた『少年サンデー』を隠し読みし、親が学校に呼び出されたことは一度や二度ではありませんでした。

 入れられた小学校は、例のあこがれのガキ大将と同じ学校ではなく、両親が「教育的配慮」から学区外の別な小学校に入れさせられました。遠路はるばる入りたくもなかった学校に入れさせられた反動なのか、はたまた勉強が嫌いだったのかは、自分でもわかりません。とにかく、学校の勉強っていうのは嫌いでしたね。

 東京オリンピックを「祝福\する中華人民共和国の核実験があった翌年。小生は3年生の3学期に、世田谷区桜上水に引っ越しました。この頃から有名私立中学高校入試に備えた塾なるものがはやりだし、行きたくもない塾に日曜ごとに通わされましたっけ。嫌だったな。その頃、小生が通わされていた進学教室の試験でいつもトップにいたのが、ここに引用した男です。そいつでも、一浪し、大学で同じ学年になった時は驚いたなあ。

 とにかく、人間、子供の時は勉強ばかりしていてはあきまへんって。思い切り遊べばよろしい。学校の帰り道に知らない人の家のベルを鳴らして逃げ回るなんて朝飯前。さすがに線路に置き石はしなくなったけど、ずいぶんといろいろなことをしました。勉強なるものを真剣に始めたのは、高校生になってからでしたね。*68185

http://pal.livedoor.biz/archives/50035991.html

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

基礎・基本 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 8 6()113120

 

私なんか、田舎の国立病院の官舎という異空間で平和な幼少時代を過ごしました。

 

かねてから思っていることですが、人間はコンピュータではありません。人間は数万行の(Vistaだと億行に逝っているのか?)命令なんて分かりません。簡潔で明瞭な命令でないと動けないんですよね。いや別に、指導要領なんて読んでませんと入ってません。心の赴くまま授業して何が悪い、昨日は思いっきりはめ外して授業したら中学生達よろこんでいたらしい。本当に歴史のある事象を真摯に分析して役に立つ得られる教訓というのは報告書なんかではなく、短い文章かも知れない。北の共和国のあーだらこうだらの報告書なんかより、「独裁者との取引なんて意味がないというのがミュンヘン会談の教訓だ」という短文こそは英知の結晶では。

 

昔からいろんな分野にある基礎・基本というのは先人の努力のたまもので、単純で、単純なようで実は、習得は難しく、しかし、苦労をして習得すればその世界での成功は、半ば約束されたわけでしょう。本当の自由というのは、いろいろな約束事を理解して身に付けて得られるもので、この子は暴れたいから暴れていますの果てにはないものでは。

幼稚園の時に、遊ぶときは遊び(その中でルールを学び)、ちゃんと座らせるときに座らせていないから、小学校に上がっても席に座ることも出来ず、授業に関係なく動き発言する児童が多く出現するわけです。年齢を重ねて賢くなるかというと、それはごく少数の本当に頭がよいか転機があったものだけで、大多数は中学・高校・大学へと雪崩を打って進出する訳です。

 

いきなり、原稿をつくることになって、先日奏摺でお送りした内容で急造しようかとおもってます。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

私の体験と致しましては 投稿者:本野英一  投稿日: 8 6()104831

 

 放任はよくないのではないでしょうか。何しろ私は幼稚園の頃から、大人が暗黙の了解で決めていた習慣や合意を人為的にぶちこわす実験を繰り返す、科学的実験精神に満ちた、したい放題の毎日をしてましたから。近所のお百姓が大事にしている神社の祠に入って、ご身体を持ち帰ってしまうなんていうのは朝飯前。きわめつけは以下のような「壮大な実験」でした。

 幼稚園年少組の時に、入団テスト(高い塀から下の畑に飛び降りる、ドブ川に渡してあるコンクリートの狭い梁をやじろべえのようにして渡る)に合格して仲間に入れてもらった、近所のちびっ子ギャング団に入って、あこがれの9才のガキ大将の命じるままに、西武新宿線の西部柳沢〜田無駅間の線路内にみんなで入り込んで、線路に漬物石をたくさん置いて、電車がこれに乗り上げて脱線し、ひっくりかえったら何が起きるか、っていう実験に参加したことがあります。残念ながら実験は失敗に終わりました。電車は横転せず、置き石前で急停止し、鬼の形相になった運転手の兄ちゃんが飛び出してきて、このガキ大将をふんづかまえましたっけ。

 ギャング団の全員は、この時はじめて自分たちがしでかそうとしたのがいけないことだったことに気付いてクモの子を散らすように逃げ帰りました。小生も、一目散に家に逃げ帰って、留守番していた今は亡き祖母(両親共稼ぎでしたから)に事情を話して外に連れ出し(当時の自宅と線路との間は畑があるだけ)、立ち往生している電車を見せたら、祖母は蒼白になって口を半開きにしたまま、立ちすくんでいたことを覚えています。

 その後、パトカーがけたたましいサイレンを鳴らしてガキ大将の家にやってきました。今まで玩具でしか見たことのない、あこがれのパトカーとお巡りさんが来てくれたというんで、是非見に行きたいと祖母にいったら、こっぴどくしかられ、私はその後3日間外出禁止になりました。従ってその後どうなったかは一切わかりません。自由放任教育していると、こういう「恐るべき子供」が出来ます。私の場合、末は大臣ならぬ博士になったからよかったけど誰もがこういう訳にはいかないと思います。山腰先生、ご参考までに。夕方小学生時代の思い出を書きます。*68149

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

想像に難くないです、 投稿者:管理人・青木  投稿日: 8 5()200941

 

あとは。我々文科省の管轄ですので、非常に文科省のアラが目に付く訳ですが、恐らく官庁全体がいろいろ問題を持っているに違いない。最近、教育機関でも会社でも非常にコンプライアンスが厳格になってきており、これは社会として大変良いことだとは思うのですが、厳格化するとうま味が減少するのが実は官僚、そうなると民主主義国としては異常な権力を保持したまま、人材・士気が劣化する。どうしたものか。下記の戯れ文は、本当は私の恩師のしゃべり方を想像して打っていたのですが、単なる官僚答弁になってしまいました。明清史合宿は、みんなから、面白そうだった、と聞いて、うらやましくなっています。私はたったいま、12MBに及ぶ、外部評価関連の文書を一端作成し終わり、ちょっと一息。食うためには真面目に働かなくては。*68107

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

渦潮教育大学 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 8 4()215558

 

今日、子供を寝かしつけつつ戸部尚書どのとの会話。

自由保育はこの子が幼稚園に行くときには無くなっているだろうか? ちなみに、尚書殿の専門は幼児教育である。

そうだったらよいよね。

ところで、知っている。文部省の命令で、自由保育を最初にしたのはあの渦潮教育大学なの。

げーっ!

保母の仲間と行ってみたら、大学の付属の子達というのにひどいのよ。あれ直すことが日本の教育再生の第一歩よ。

 

後は、想像に難くない話。どうも現場の先生方はおかしいと気がついたらしいのであるが、文部省が結論決めて鳴門教育大学にさせている話なので、大躍進の頃の北京中央のようにすばらしい成果があがっていますで、じゃぁ全国でさせましょうとなったらしい。

 

こういうことを、当時の責任者を追求しても、それこそ官僚の答弁が帰ってくるのでしょうね。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

まるで閣僚の答弁みたい 投稿者:本野英一  投稿日: 8 3()181244

 

 読んでいてきつねにつままれたような気分でしたね。衆議院予算委員会での大臣の答弁さながらです。相手の質問をそのまま鸚鵡返しに言い換えて、その趣旨は理解する。とだけは言っておくけど、肝心な答えは言わずじまいではぐらかしてしまう。いらいらしてきます。だから、私はあの合宿に近づかないのです。銀の問題も、タバコの普及と同じで17世紀前半のグローバリゼーションの一環としてとらえる、そしてこれに巻き込まれた中国は最終的にはひどい目にあっている(王朝交代が起こってしまったから)というのなら、まだ分かるんですが、今回の合宿プログラムの報告内容はそれにすらなっていないように思えるんですが。*67972

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

代理に。 投稿者:管理人・青木  投稿日: 8 3()16276

 

石見銀山行きたかったなあ。塩と言えば、いずれ出る_Cambridge Hisory of China_の宋代経済(えっと、この共著者はもう公開していいんだっかた否か)にも、大運河を通じての塩の南運、米の北送に触れられると聞いています。

本野さんの下記の意見を当日、明清史合宿で質問したら、多分、次のような返答が帰ってくると思います。代理で私が書きます。*67967

「はいはい、分かります。そうですね、本野さんがおっしゃってるのは、銀、それから近世、というような今回のテーマが、それこそ本野さんが「現代的な」問題として捉えられるような社会基盤の動揺、まないしは政治体制も含めた社会全体の動揺、にどうかかわってくるのか、ていうことになるんだと思うんですね。もちろん、歴史は歴史としてやるべきであって、歴史家は現代の状況とは距離を置くんだ、みたいな主張は、それはそれとして有り得るとは思いますが、ただ今度のシンポというのは、必ずしもそうした純粋なですね、研究で現代の状況とは全く何の関係のない研究テーマか、というと、そうとは言えないと思うんですね。例えば今回の「銀の世紀」という17世紀、特に明末というのは、それこそ、現代中国に見られるような中央政府の権限の低下、地方政府の腐敗、民衆反乱、といった「動揺」というものがですね、いわばこの「グローバルな近世」の中で特に意識されているよう時代であった、とみることができるんだろうと思いますし、それから、この時期に中国が巻き込まれていく世界的な銀流通が、これにどう影響を及ぼしたか、というのも今回のシンポのテーマの一つとしてあったんだと思います。ですから、まさに本野さんの持っておられる、問題意識、みたいなものから遠いか、と言えば、むしろ「中国前近代史研究」の中では、近いほうなんじゃないか、と思います。はい。」

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

銀問題についての私見 投稿者:本野英一  投稿日: 8 3()111846

 

 観光スポットとしては石見銀山は確かに一度訪れてみたいですね。でも、私は今回の合宿のテーマにある銀問題を含めて1935年の幣制統一までの過程を研究する人に対して一言いいたい。このテーマは、「対外開放」体制の中国理解にどのように貢献するのだと。現在の中国が、表向きはともかく、旧中国社会の様相を復活させ、社会基盤の動揺(中央政府の権限縮小と地方政府、地元有力者の専横、あいつぐ民衆反乱と自然環境破壊)を引き起こしているのは議論を待たないところです。幣制問題が、これとどのように関わってくるのか。今年の明清史合宿プログラムを読んでも、参加者が何を考えているのかよく分かりません。

 そもそも歴史研究は、現在の状況の成り立ちを描く四次元空間地図を作成する作業です。現在の中国社会経済と関連しない歴史研究は、単なる好事家の遊び事でしかありません。*67959

 

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

以上は、新着順121番目から150番目までの記事です。

 

 

新しい記事から表示します。最高200件の記事が記録され、それを超えると古い記事から削除されます。

1回の表示で30件を越える場合は、下のボタンを押すことで次の画面の記事を表示します。

--------------------------------------------------------------------------------

石見銀山 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 8 3()062834

 

今回の明清合宿の目玉は石見銀山ツアーでしょう。

 

銀というのも魅力的。明代の開中法が途中で、銀納すれば軍糧を納めずによいとなり(このときは79倍の銀額だったらしい)、中央政府は金はあふれるは、辺境の軍隊は物資無くて困るわ、民衆は塩が届かなくて困るわなんてことが起こったのですが、年代を注意してみるとこれ15世紀の半ばのことで、16世紀の岩見の銀山の開発前、当然大航海時代前で中南米の銀がもたらされる前の話。大流通の前に中流通というべきものがあった模様。ちょっと行きたかったな。

 

高野山での明清合宿で今回事務局をしている方と会うことができて、山口大学の東亜経済研究所行きました。こっちもなかなか魅力的でした。『塩政彙編』まであるなんていやなかなかでした。似たような蔵書というと、親友の×○が滋賀大学経済経営研究所(?)に最近までほとんど死蔵状態だった戦前戦中のコレクションを発見して、いろいろな研究者の方が利用されてます。整理終わったのかな? 東文研にしか無い資料でここで補えるものがあるかもしれないのに……

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

明清史合宿 投稿者:本野英一  投稿日: 8 2()145651

 

 そうか、明清史合宿か。すっかり忘れていました。でも、私はあの合宿に参加したいとは思わないですね。なぜなら、歴史学をただ史料解読のための学問と勘違いしている輩が多すぎますから。本来日本の中国史研究っていうのは、現代の中国、日中関係の未来への見通しを立てるためにあるのじゃないでしょうか。だったら、国内で低下する一方の中央政府の統制力、横暴になる一方の地方政府権力、既得権益維持のための反日、「歴史認識」批判を繰り返す軍と地方政府の御用学者、頻発する一方の民衆反乱、悪化するだけの環境問題、これらに貢献するテーマを全く見出そうとせず、ひたすら王朝時代の漢文史料解読ばかりに没頭するなんて、ナンセンスだと思います。逆に、「対外開放」体制の中国ばかりを追いかける現状分析も問題ですけれど。*67925

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

本当ですね。 投稿者:管理人・青木  投稿日: 8 2()103211

 

全然気がつきませんでしたが、不祥事が多発しているようですね。ここの山腰先生の書き込みは大丈夫ですよ、職場の話は全然お書きにならないですから。

本当は昨日から、明清史合宿なんですよね。。。行きたかったな。今日と明日は遠足の企画書と評価関係の書類と科研の原稿とプライベートでいろいろ…こういうことを全て早く済ませ、出たかったんですが。ここ2、3年欠席が続いているから、来年からまた連続出場したいものです。黨さんにもお会いしたかったなあ。しかし近世・銀という題と報告者の名簿から大体察しがつく内容ではなくて、例えば「移民と裁判」、「気候と市場」というような「あれ?」という課題だったら、私も出てたかも知れません。*67920

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

すみません 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 8 1()23082

 

県内的には、私の周りで不祥事が多発し、なんか職場ではあの町の高校から代わってきたあの先生大丈夫かなと言われていないか心配です(一番そんなことを言っているのは自分だったりして)。あの事件とこの事件も、たぶん◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆人達なのね。

 

高校自体の恩師に会ってきた同僚がいて、

「そういや、山×君元気かな」

「大丈夫ですよ。まだ捕まらずにやってます」

と言いあってたらしい。おいおい。

 

昨日か一昨日には◆人くらい◆◆◆になったから。

そんな環境なので、ついつい、教育委員会かと思った次第。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

あ、失礼! 投稿者:管理人・青木  投稿日: 8 1()221512

 

教育委員会のせいではないです。最近1、2ヶ月、ゴミカキコミが増えた(といっても、たいしたあれではない)ので、制限のレベルを少し上げてみたのです。そうか、山腰先生の学校からの書き込みが制限されてしまったか。元に戻しておきまました。どうぞやってみてください。*67897

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

私が前に投稿した時 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 8 1()214754

 

投稿して半年ほど寝てました。でも、あれはタイミングがよかった。別の掲載記事見て笑ってしまった。

 

最近のパウエルとクロウの新訳で投稿しようと思ったのですが、ここで書いてもういいやと思いました。

 

学校から書き込もうと思ったら、このホストからじゃだめと断られました。さては教育委員会、BBSへの書き込みに制限をかけたか。

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

読んでいただけましたか 投稿者:本野英一  投稿日: 731()224630

 

早速読んでいただけて恐縮です。実は、iPodを新調するカネが欲しくて金策の為に連続投稿したんです。でも、あの本は面白いですよ。明末中国と西欧との交流史に興味のある方にオススメします。あの頃も、日本人は中国・朝鮮と中が悪かったんだな。「日中戦争時代以外はずっと仲が良かった」なんていう日中国交回復時代の「歴史認識」は、当時の両国権力者の嘘っぱちだってことがよく分かりますよ。*67853

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

東方 投稿者:管理人・青木  投稿日: 731()001210

 

買っていませんが、何でしょう。見てみます。

一昨日は自宅で手書き書類をPDF化しようとしたがぴったりした位置に来ないので、裏に色の紙をあててスキャン、A4サイズで取り込み、JPEGのデータをクリップボードに置き、ワードの上下左右を0oにして貼り付けるとやっとぴったり来ました。研究会するところの共同スキャナには「PDF」というスイッチが付いていて、こんな原始的なことせずともすぐ文書化できるのですが。なお、下に変な英語書いて気持ち悪くてしょうがなかったですが、マルウェアのマルって不適当でした。*67798

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

東方の記事 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 730()212949

 

東方の記事読みました。

フェルメールは一時よくここでも本野さん書かれてましたね。

ホインジンガの研究室はまるでアトリエみたいだったとのことですが、そういう歴史叙述の系列であるのですかね。

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

私も同様、 投稿者:管理人・青木  投稿日: 729()233535

 

この春先に、細かい書式のことで苦労しました。いま校正中の経済史の共著も編集者の方が大変な意気込みで書式統一をしました。でも、このほうが単なる論文集ではなく、共著という気持ちよさがあります。そうなんですよ。私とある日本人の間でどうしても日本語メールがやりとりできず(この2008年にです)、ウェッブメールからやったり携帯から送ったり添付したりして、最初に英語でメッセージ書いておくのですが、「文字化けしたら」というときにmaldecodedという英語を勝手に造語して書いていたのですが、調べたら、文字化けって、外国語でもモジバケというらしいです、造語なんかする必要なかった。何と言っても日本語が良いのは図書館や書店、本の背中が縦に並んでいても読みやすいです。*67732

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

コンマピリオドスペース 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 729()091532

 

英文ではコンマ、ピリオド、スペースというのは深甚の意味があるのかとこの春先痛感してました。もう英文でなんかで書くの辞めようかな〜と思ったりしたわけですが。日本語論文でも、指定されているようにすると体裁上変になりませんかと確認とった上で従ったことありました。MLA論文の手引きみても、この場合の書籍の引用はこう記すという例が延々と続く。本を作る側は独自の本を作る勢いですから、はっきり言ってルール無いのですね。しかし、もっとすっきりできないのかなと思います。日本語の場合、括弧の使い分け、また漢字の存在感、それこそ上手く使って漢数字と英数字の違い等々で天然判りやすいのかなと思ったりしますが。

 

イギリスからでも本野さんはここに書き込まれるのでしょう? 向こうで文字化けしたら、ここは英文BBSになるかもしれません。

 

少し前に、米国から来ていた報告者のレジュメが思いの外簡単だったのですが、その人の師匠らしい年配の人と報告の後話し込んでいました。ちょっと沈み込んでました。さすがは年の功か、師匠らしき人は「彼らはそれをモジバケと呼んでいる」と慰めてました。はるばる日本まで来ていてプリント出力が思わしくなかったら残念だったでしょうね。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

在外研究 投稿者:管理人・青木  投稿日: 729()01310

 

実は私は東文研の時に1年北米などでの在外研究が決まっていたのですが、岡山赴任のために権利放棄しました。経済史を真面目にやるつもりでした。でも後悔してません、あのときの私にはそれ以外の選択はあり得なかった。もはや在研は夢の又夢、阪大東洋史では、◆◆◆教授の2001-2002が最後でしょう。私の人生にはもうないでしょう。

しかし、この夏、いろんな人がロンドンに行くのでは。夏だったらロンドンで同窓会が出来る。台北なんて行けば誰かいますからわざわざ同窓会する必要もありませんが。なお◆大の大先生が中央研究院で名誉ある講演会をする予定なので、詳しく発表になったらリンクします。

しかしヨーロッパの通貨高はなんとかならないのか。私がイギリスに行った頃は日本と同じ感覚でしたが、今だったら大変です。あとなんとかすべきは、あのUKビザ申請の偏執狂的細かさ。申請書だけで論文1本くらいの頁数です。イギリス人が特にヒマなんではなく、ヒマがあるとああいう書式を作るのがイギリス人と理解しています。

「ばらした」とは人聞き悪い。私別に知っていたわけではないです。*67677

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

渡航準備 投稿者:本野英一  投稿日: 728()183812

 

 やっと論文の編集作業がおわりました。泣く泣く削った段落がいくつあったことでしょうか。青木さんに投稿先ばらされちゃったか。でも、まあいいです。9月の学会報告準備の方は、まだ3分の2しか構想まとまっていないんですけど。それより大変なのは、渡航に伴う引越です。198689年の留学の時は、日本の方がバブル経済だったから、空前の繁栄を楽しめたし、1996年から97年の時は、文科省のカネで行けたんでかなり家計に余裕がありました。でも、今度の支給額はそれにはとても及びません。でもって、勤務先と交流提携協定がある別なカレッジにしました。全2回の留学先だったSt.Antony's ではありません。でも、ここはそれよりずっと裕福な学寮です。ちょっと覗いてみて下さいな。*67649

http://www.wolfson.ox.ac.uk/

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

今までの中では 投稿者:管理人・青木  投稿日: 727()234041

 

『社会経済史学』は書式の統一が厳格でした。ちゃんとした某ブログが民進党主席の蔡英文を蔡Englishと書いていたくらいだから、馬英9、本野英1、間野英2、日野開3郎と書かざるを得なくなるかも知れません。いま投稿中の雑誌が何かは勿論言うべきではないから、尋ねませんが。あと、『社会経済史学』のみならず、経済学の共著もこれまた厳格、社会科学系は厳格なのでしょう。*67608

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

なのになかなか 投稿者:本野英一  投稿日: 727()09383

 

そうです。なのに、この研究の嚆矢的な論文の掲載許可がなかなかおりない。先週末から字数圧縮に四苦八苦しています。「漢数字とアラビア数字の混同」なんて、どうすればいいんだ。本野英一を本野英1と表記しろとでも言うのか。「一方』「一件落着」は、「1方」「1件落着」って書けばいいのか。『史学雑誌』では許される流儀もここでは通らない。何でも英語圏の学術雑誌の流儀を真似すればいいってもんじゃないんだよ。史料カード書きため。論文編集。引越の準備でてんてこ舞いです。*67566

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

そうそう、 投稿者:管理人・青木  投稿日: 727()004121

 

今度香港で研究報告されるんですね、本野さんは。フォールも一緒に載ってる広告見ました。

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

いけないっ 地雷を… 投稿者:管理人・青木  投稿日: 727()003957

 

下記昨日2210分投稿後検閲。本野さんのかたきでも、私には恩人です、いやそういうことに関係なく、個人がどういう悪いことをしたという話は…私、いま非常に忙しいし…ベートーヴェンだって悩みを乗り越えて明るい曲を書いてた事だし…今度イギリスに在研なさるんですね、いいですね。前回行ったのはもう15年以上前、確かロンドンで友人と落ち合って、アテネ行きの飛行機の中で初めてMr.ビーンを見て大笑いして顰蹙買って…*558

 

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

あの頃だってそうでしたよ。 投稿者:本野英一 (管理人検閲済)  投稿日: 727()00338

 

 なに言ってるの、あの当時だって、状況は同じでしたよ。いや、今よりもっと悪かったな。みんな非常勤にすらなれませんでしたもの。小生は大学院に一〇年在籍していました。◆◆◆◆、◆◆◆◆、それにあなたや◆◆◆◆みたいなのは、学者版直系若中なんですよ。小生なんか、一学年下にいた◆◆◆◆が◆◆◆◆に就職しても、まだ、どこからの口がかからず、それこそ泣きたい思いでしたね。最後の切り札にとっておいたイギリス留学の準備工作が功を奏し、ジョン・スワイア奨学金試験に合格した途端に、それまで私をほったらかしにしておいた××は、今度は留学を断念させようと、大学の校門前でやくざが銃撃戦をやらかすような、とんでもない大学に就職せよ、って妨害工作をかけてきましたっけ。

 それもダメになると、今度は留学後の事前準備の妨害で、◆◆◆◆を書かせるし、おかげでイギリス行くまで史料を集中して読むことはできなかったし・・・ていうんで、我々の母校出身学科の隠れた権威主義的陰険さを嫌というほど味あわされるきっかけになりましたね。今でも腹立たしい思いがします。そうそう、もう少ししたら、私の東京水産大学時代の続き、書きます。*67543

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

(無題) 投稿者:管理人・青木  投稿日: 726()205152

 

今日は大事な会議に出なかったのであまり書くのも顰蹙を買いますが。。。

確かにスポーツや芸術は特別厳しいと思いますが、やはり時代は変わったと思います。田中ゼミ生の顔ぶれたるや何か錚々たる感じがしますが、あれが今だったら、軒並み非常勤じゃないでしょうか。西嶋門下も同じ。私だって10数年前だったから定職にありつけましたが今だったらとぞっとします。*537

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

今どきの大学院生 投稿者:本野英一  投稿日: 726()180847

 

 読売の記事読みました。でも、私は今どきの大学院生(特に修士課程)っていうのは考えが甘い、と思います。記事にも登場していた『高学歴ワーキングプア』の著者ですか。私は、この人物の主張に全く共感覚えません。今年初めのイギリス出張の時、飛行機の中でこの本を読みましたけど、この人物のような勉強の仕方でどこかの大学の正規の教員に採用される可能性は絶無でしょう。

 その昔、大学院博士課程在学中、親友の◆◆◆◆と二人で食えない生活をしていた時、政府は育英会以外の援助なんてしてくれませんでしたね。今は、ODだ、留学だっていうと、すぐにほいほいと生活費を支給する。それ目当てで、モラトリアム人間ばっかり大学院に残るんです。

 今時の研究者志望の学部学生、大学院生を相手にした史料講読演習なんて、小生が受けたしごきに較べればてんで生易しいものばかり。なのに、辞書一つ引いて来ないで研究室にやって来るのがいるんですから、史料のサマリーカードを作る作業なんて夢のまた夢。

 中国・韓国からの大学院修士課程留学生、ダブル・ディグリー履修生とやらも問題です。学問っていうのは、長い年月かけてうまずたゆまず努力しなくっちゃ身に付きません。その修業を「役に立たない」なんていうくせに、「やい、小日本。お前はさっさと学位出せばいいんだよ」(東大◆学部大学院に留学中の◆◆人留学生が◆◆学の教授に向かって言った言葉。本郷の床屋のオヤジから聞きました)と脅しをかけてくる。

 修士、博士学位のインフレが起こっているのでしょう。こちらとしては、学位にふさわしいだけの力量のある人間だけを選び抜く以外にすることはない。厳しいけれど、これが現実です。そしてこれは学問の世界に限りません。スポーツや芸術だともっと厳しい道なんじゃないでしょうか。*67522

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

(無題) 投稿者:管理人・青木  投稿日: 726()173920

 

優秀な研究のプロが沢山もがいているという下記の新聞記事。その元外務次官氏は、日本の活力だ競争力だと大向こうを張ったことを仰る前に、これだけの人材と教育を無駄にしている責任を、霞ヶ関ファミリーの一因として反省して欲しい。*67521

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080726-OYT1T00385.htm?from=navr

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

その手の話は、 投稿者:管理人・青木  投稿日: 726()11402

 

アメリカで多く出てくるのでは。私は人畜無害な分野を職業として平和を謳歌して人生全うしたいので、やろうと思いませんが。ここ1ヶ月以内に、何か読んだんです、朴正煕、児島機関、岸、CIA、児島が角栄に取り入った方法など結構細かい話。CIAの児玉に対する評価はひどいもんでした。最近のCIAの公開文書に基づいたものでしょう。最近細切れの時間に学者や役人、記者が書いた新書などをメモも取らず読んではほっぽっとくことが多く、手元の数冊を見たけど、出所失念。

今日、にんぷろ会議に出られません。関係の皆さん、ご迷惑おかけしてすみません。*61503

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

それって実証できますよ。 投稿者:本野英一  投稿日: 725()181240

 

 戦前からの中国・朝鮮半島でのヤミの系譜って実証可能なんだそうです。いつぞや外務省史料館で◆◆さんにお目にかかった時に、ききました。◆◆◆◆◆◆◆◆に彼が寄せた論文に「日本人地主某」という具体的な人名が頻繁に出てきます。「彼らの戦後の消息を辿ることはできないのか」と尋ねたところ、「出来るよ。やったこともある。でも命が惜しくて書けない」と答えられました。児玉機関などに連なるヤミ社会のボスになっているのだそうです。日中、日韓関係の裏には、こういう黒幕がたくさんいる筈です。

 昨日逮捕された、◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆男もそういう連中の末席につらなっているんじゃないでしょうか。*67467

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

横道話で 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 725()13134

 

愛読雑誌『映画秘宝』であの『極大射程』の続編の最新作が、珍作にして快作(なにやら新宿歌舞伎町を舞台にショーグンと名乗るア×ル×ビデオ業界の黒幕相手に日本刀を振ります)とかで、物色に行った本屋でそれは見つからず、柴田哲孝『完全版下山事件 最後の証言』を購入。面白すぎる内容に警戒してしまいますが、戦前の満鉄・張作霖爆殺から上海の殺し屋なども登場。そうだよ、あの時代はその程度の国境を越えるなんてことは当たり前だったのだ。にしても、これが寧ろビートたけし版『点と線』の原作のように思えます。松本清張の原作の『点と線』の犯人は商魂逞しいどこかの社長程度だったと思いますが、戦前からつながる闇の系譜という雰囲気はそのものである。政界の黒幕が、もとは鉄道の電気技師、満鉄したくて昭和電工に入った。満州事変当時関東軍の最大の任務は鉄道の敷設と延長だった。つまり兵隊でありながら鉄道技師であった、とあるのは面白かった。

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

困ったなあ、 投稿者:管理人・青木  投稿日: 725()010930

 

お二人の意見を読んでいても、私もほぼ同じ考えで、自分から書くことを思いつきません。キッシンジャーと言われると日本人としては親の仇みたいなものですが、歴史家としては何とも。。。。本野さんがここで教えてくれた「ずさんな講義案内」について、もし感想を述べるとすれば、1.総論賛成、2.大人(教員)ー若者(学生)という考え方自体、同じ「研究」レベルを目指すという大学の本義に外れている、3.「中国・韓国との歴史認識問題」という時点ですでに負けている、など。「台湾問題」なども実はなく、「中国問題」の何番目かです。ただどうですかね。100200年後、中国が、過去・現在と同様に日本と利害を敵対させる相手であり続けるか否か。イギリスと比べるとメルケルの方が観念的で、親近感持てますが、将来はどうなるか分からないです。(今日は大量に英文を書いた日でした)*67421

 

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

100年後のヨーロッパ大陸 投稿者:本野英一  投稿日: 724()234057

 

というと、アメリカ軍がヨーロッパ大陸やイギリスから引上げた時、ヨーロッパ大陸といかに対処するべきか。この問題に対する抱負を持たなければ、21世紀のイギリス総理大臣になる資格はない。と、留学時代にBBCのジャーナリストが言ってのを覚えています。

 翻って我が国を見れば、日米安全保障条約が機能不全状況に陥っていることは明らか。しかも、台湾も韓国も頼みにならない。こんな状況であの不安定な中華帝国と、むちゃくちゃな半島諸国とどう対峙すればよいのか。この問題に独自の見識を示せない政治家は、我が国の総理大臣、外務大臣になる資格はないと思います。今はこれだけ。おやすみなさい。*67420

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

権道政治家 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 724()20469

 

カスルレーはよく知りませんが、メッテルニヒ、タレイラン、それから(個人的にはわりと好きな世紀後半に活躍した)ビスマルクは権謀術数逞しく、中国の法家思想家達も三舎を避くには違いないのですが、彼らの構想だってもって30年が限界だった訳で、そんなに今の時代に評価に値するとは思いません。キッシンジャーとなったら極悪人という気がします。その根拠は田中角栄を嵌めたという根拠でしかないのですが。角栄の力を背景に強力無比の後藤田正晴内閣が行革を断行したら、もっと日本はましになっていただろうって。アメリカ人は外交を知らないからヨーロッパの外交を教えてやろうとホワイトハウスに乗り込んだとか、しかしヨーロッパの外交というのは100200年先のことまで読むというのを指すのではなかったのですか?

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

研究教育と一般実務とは異なる仕事 投稿者:本野英一  投稿日: 724()102943

 

>トラップだったとは。

 というより、二人とも、このずさんな講義案内をなんとも思っていなかったことに小生はショックを受けています。数多くの公文書を次から次へと読んで指示を出す官僚の仕事がどれほど骨の折れる仕事であるかは、「後世の史家の判断」を下しているから良く分かります。しかし、より大局的見地からの判断を下すことは、これとは別な仕事であり、それはそれで大変な修業がいるんです。ウィーン会議でのメッテルニヒ、タレイラン、カスルレーの役割を再評価した卓越した外交史研究をものした後、現実の国際政治でも大きな仕事をしたキッシンジャーのような人物は、そう滅多に出ません。某外務次官は大学教育を舐めきっているし、こんな人物にひれ伏す私の勤務先の総長の情けなさにため息がでるばかりです。*67378

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

やれやれ 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 724()065011

 

トラップだったとは。

ものは考えようで地雷原でなくてよかった。

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

ほっ。 投稿者:管理人・青木  投稿日: 724()015833

 

>どうやら、山腰先生は、小生の引用の意味が全く理解できていらっしゃらないようです。

私は、何も書かなくて、良かった。。。私も第3の国難であるという意識はありますし、私の多くの同僚がすぐ口走るように国民国家が近代の産物(これは正しい)だから、「超克」しなくてはいけない、という議論は無意味ですが、ただQ&Aを歓迎しないと書いてあるので、大先輩から「感想を書け」と言われても「いやだ」と答えざるを得ません。

私にとっては、自分の宋代史研究を進めることが、一番国のためにも人類のためにもなるのです。私には兵隊も役人もレジ打ちも警備員も務まらない、今やっていることを押し進めることが正しい。勿論、問われれば答えます。

ぐぐって分かりましたが、◆◆氏ですか。何か最近、大学教授ってどんな職業でも一芸に秀でていれば務まる、という気がします。現職の外務相職員では政策宣伝と面白い「うらばなし」に終始してしまい、批判は望めないので反対ですが、退官後ならいいです。でも、単純にポストという問題があって、一人役人が入ってくれば、今の学生やPDや非常勤(宋代ではこれを「選人」といいます)が一人、職を失う。これは国難を招く縄張り意識ではなくて、単に人的資源の活用の問題。アメリカ式に政府と大学の人材交流が活発化するのも一つかも知れませんが、職業が固定的なプロフェッショナリズムという日本の伝統を捨てるのも望ましくない。人材交流ではなく、各界が意見交換するのが日本風でしょう。要するに、大学教授が外務省に机を与えられて出向しても、なにも良いことはない、ということです。

ここ、音楽ネタは許されるみたいですので(って私管理人ですが)、下記は最近読んで面白かった本。金聖響『ベートーヴェンの交響曲』。吉田秀和より面白い。*67360

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E9%87%91-%E8%81%96%E9%9F%BF/dp/4062879158/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1216830655&sr=1-1

 

 

 

 

 

 

 

以上は、新着順151番目から180番目までの記事です。新しい記事から表示します。最高200件の記事が記録され、それを超えると古い記事から削除されます。

1回の表示で30件を越える場合は、下のボタンを押すことで次の画面の記事を表示します。

--------------------------------------------------------------------------------

引用文の著者 投稿者:本野英一  投稿日: 723()211649

 

 どうやら、山腰先生は、小生の引用の意味が全く理解できていらっしゃらないようです。この引用は、今年の後期から小生の職場と慶応大学との合同で開かれる「国際関係研究ー外交官等養成・○○塾)と題して、時の外務事務次官が行なう演習の内容なのです。その外務事務次官は近く日米研究機構教授という触れ込みで、小生の職場に財務省事務次官ともども赴任して参ります。いわば新手の「天下り」なのです。小生は、個人的には天下り肯定論者(但し1回だけ)です。

 しかし、この引用を読み直してください。これが歴史研究者、国際関係論研究者の採用予定人事で、候補者が提出してきた原稿なら、そいつは、間違いなく面接前の段階ではねられていたでしょう。私が特に頭にきたのは、中国・韓国との歴史認識問題」とある部分でした。この問題について、私は経済史入門とアジア経済史概論の両方で詳しく説明しています。こうした私の教育活動をないがしろにして、こんないい加減な演習をされたらたまったものではない。「一体どういう了見で、こんな杜撰な授業企画を承諾したのか」と、この日の会議で私は教務主任と学部長に厳しく迫りました。同僚の国際関係論の専門家も同調して下さいました。執行部からの応答はありませんでした。

 「我らが日頃の抱負を知るや。進取の精神、学の独立」という校歌の周知の一節は、こう改めるべきではないでしょうか。「我らが日頃の抱負を知るや、追従の精神、学の従属」と。改めて、山腰先生と青木さんの意見、その他皆様のご意見お聞かせください。*67342

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

今日は市内を 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 723()205340

 

投稿してから昼休みに、やはり気になって県立図書館へ。『諸君!』19887月号。不思議なことに、この年のはこの号しか残っていなかった。そうか、こう藤井氏は佐伯氏を批判していたか。ついでに中公新書『ニュースエージェンシー 同盟通信社の興亡』を借りる。これがなかなか本屋になく借りるのは3度目。図書館から実家へ行き、気になっている本を持ってまた職場へ。市内のあちこちの書庫を回ったような感覚です。

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

第3の国難 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 723()105553

 

現在が第3の国難と言われる状況であることは確かでしょう。幕末明治については、海音寺潮五郎は売国奴と言うべき人間がいない。明治期にはいって薄汚れた井上馨だって幕末の頃は身の処し方は清廉で、英雄の趣すらあるとしています。第2の国難についても、敗戦後の状況について限定して言えば、売国奴として記憶されている人間はいない。強いて挙げれば自主憲法制定を掲げていた岸信介・佐藤栄作・安倍晋三あたりは、その主張とは裏腹にどこかのアジアの国のCIA御用政治家だとは言いうるでしょう。そして今の国難が深刻なのは、平気で国やら国民の財を外国の企業に売り飛ばそうという政治家と論者が多すぎて、認識もできないという状況ではないでしょうか。第一、第二の国難の場合は、それこそ国が占領されて滅びるかもしれないという明確な危機意識が醸成されたとは思うのですが、今次の危機というのは今そこにあるけれど見えにくい危機なのですね。このあたり、学問知や専門知でもって専門家(含む学者)やらマスコミが絶対悪い。正しい情勢分析が大勢を占めれば、国民は正しい判断をすると思う。大手マスコミが翼賛体制なら、単行本でもネットでもなんとでも広報する手段はあるだろうし。

 

さて、マスコミやら専門家達の退嬰的な状態はすでに翼賛体制であるとして、このような現況を打破できる鍵はどこにあるか。やはり、それは人間がどのように向上し変化できるのかというこれまた難しい問題となるでしょうが、私は明確すぎるビジョンやらイメージやら夢を掲げるのはかえって危険だと思います。夢を持たせると、かなり必然的にその夢はうちくだかれることになります。考えてみれば八紘一宇だって、その理想とするところはすんばらしいものであります。しかし、実際に問題となるのは具体的な手段の方です。人が一生かかって出来ることは限られている。ということで、重要なのは、目の前の小さく見える当たり前の仕事をすることの大切さを教えることだろうと思います。逆に大事というのは小事の積み重ねであります。その小事と思われる中で、それこそ大学の演習の中で言えば史料をきちんと読むことによって、こんなによく分かったという実感をもてるということだと思うのです。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

国際関係研究基礎演習の中味 投稿者:本野英一  投稿日: 722()205927

 

 まず、以下の引用を読んで下さい。「◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆」

詳しい議論をする前に、青木さんと山腰先生。この一文について、感想をお聞かせ下さい。*67277

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

田中上奏文!! 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 721()21429

 

なんかいつの間にか田中上奏文の権威になってしまった気がする私です。前に、書いたようにかなり日本のある部分には通じた人間が書いたのには違いないのですが、間違いなく偽作文書です。そのことについて、英文であることに着目して書いています。いつになったら出るんだろうか。この間、英文をチェックしてもらった人が知り合いに、おもしろかったと語ったらしいのですが、万が一没になってもどこかに持ち込む。昨年でしたか、中国でもやはり偽作だともうされたと報道があったのですが、まだそんなことを言っているのですが。それはもう××の××の××史について全く無知を吐露しているような者です。

 

日本史の方でも、1930年代初頭の流布について書いた方がいるようなので、競っている状況でもあるので、あまり詳しくはここでは書きません。しかし、原稿は完成系のつもりで預けてありますとは書いておきます。

 

詳しくはご両人に奏摺にて。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

北岡伸一教授の談話を読んで 投稿者:本野英一  投稿日: 721()201620

 

 久しぶりに歴史談義をします。といっても、政治と完全にかい離することはできませんが。今日の『毎日新聞』に、日中歴史「共同研究」座長の北岡伸一教授の談話が掲載されていました。北岡さん、疲れ切った表情でしたね。お弟子さんからの仄聞ですが、この共同研究では、相当嫌な思いをなさったようです。それもその筈、相手はあの歩兵(◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆)ですから。私、早稲田であいつと中国語で本気で喧嘩したことがあります。 ◆◆◆◆さんやRATIOに寄稿している◆◆◆◆さんらも同席でした。科学的な歴史研究の方法なんか一つも分かっていない御用知識人だとういうことがよくわかりましたね。

 日中戦争史研究でも、南京大虐殺の犠牲者数をいまだに「30万人」といってはばからなかったし、「田中上奏文」の偽作を認めもしない。それでいて、自分たちに都合のよい事実だけを詳細に書き並べる。司馬遷の『史記』以来の叙述法で、宮崎市定先生などが、こてんぱんにやっつけていた方法です。でも、この叙述方法で清末以降の歴史は描けない。これは日本ならずとも、アメリカやイギリスの研究者だって言っていることだ。最近の報道によれば、中国政府はこの共同研究の報告書の発表をオリンピック後に延期してくれと日本政府に頼み込んできたとか。自分たちで、「歴史認識」と言いがかりをつけておき、都合の悪い記述が含まれた「共同研究報告」が出てくるからなのでしょう。

 小生は、清末から満州事変にかけての対外経済関係史を実証的に見ているだけの非本流(◆◆◆◆にそう言われましたので、それ以来そう自称しています)の研究者ですから、高みの見物してますが、いずれその政治的偽善ぶりは自著か論文で指摘したいと思っています。*67201

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

最近忙しく、 投稿者:管理人・青木  投稿日: 720()155158

 

ゴミカキコ潰ししかしてませんでした。自分では覚えていませんが、1964年オリンピックは私の生誕を祝賀してさぞ盛り上がったことでしょう。しかし物心ついて最初のオリンピックはミュンヘン、テロなんか覚えてないけれど、番組開始のトランペットのファンファーレははっきり覚えてます。端的にいって、中国はまだオリンピックという器ではないんですよ。オリンピックはスポーツであって政治ではない、といっても(実は商業ですが)、それはみんなで祝えるという前提あってのこと。冷戦下のモスクワは別として、百歩譲っても88年韓国くらいの普遍的政体を持たないと、オリンピックやっても問題が大きくなるだけです。

私の韓国人づきあいは限られていて、みな紳士淑女ばかりです。なのであの世論がどうもぴんとこない。*67123

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

盛り上がらない北京オリンピック 投稿者:本野英一  投稿日: 720()102425

 

 気がつけば、北京オリンピックまで残すところ20日足らず。前回と違って一向に盛り上がりませんね。何日か前の『毎日新聞』でも、北京オリンピック開会式や競技会を観るツアーがさっぱり売れないという記事が出ていましたっけ。小生に限っていえば、一〇月からの在外研究に備えての引越の手配その他で、多分オリンピックなんてみないでしょうな。日本選手団が仮にメダルゼロでも一つも気にしません。どうせ、不愉快なことがたくさん起きるだけでしょうから。でも、これだけ白けたオリンピックっていうのは、1964年の東京大会以来、1988年のソウル(留学時代はテレビを全く見ませんでしたから)を除いて、珍しいです。*67106

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

今月の論壇雑誌その他 投稿者:本野英一  投稿日: 719()19413

 

 昨日、書店で『中央公論」『Voice』を立ち読みしました。中国の悪口ばかりですね。他にも中国の現状の悪口を扱った内外のジャーナリストの書籍が所狭しと並んでいます。この手の本を買うのはやめました。どれも、同じ内容ばかりですから。なぜ、こんな風になるのかは、19世紀後半以来の社会経済史をきちんと読んでいれば容易に理解できることばかりなのに、情けない議論なんで嫌になります。

 それから『論座』いよいよ休刊に追い込まれましたね。当然といえば当然か。時代の流れを感じさせられます。*67072

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

侮る勿れ 投稿者:本野英一  投稿日: 719()183457

 

韓国人の反応を侮るべきではないですね。それと気掛かりなのは、地名をいつの間にか自分たちの都合のよい地名に

変更させ、自国領海であるかのように仕立て上げる戦術。日本海を「東海」、黄海を「西海」と変更させようと国際地理学会に執拗に働き掛ける工作です。あれは、韓国流の帝国主義戦術なのではなかろうか、と勘ぐりたくなります。

嫌韓流って最近の若いもんがいい出すのも仕方ないのかしら。*67064

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

1983 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 718()112016

 

1983年の7月に韓国に行きました。全国から集まった大学生で交流してきました。前に紹介したかも知れませんが、その時の引率者の方とか運転手の方とかの話がいまでも印象に残っています。その少し前に話題になった侵略進出の教科書問題で韓国でいきり立っているのは二流以下の知識人。一流の知識人は、神話から説き起こす自分の国の教科書を見てから言えと無関心だったそうです。あれから、韓国でデモですとニュースの報道があっても実際の映像見て、たった十人ほどじゃん(→左翼偏向報道かな)と突き放してみるようになりました。

 

この時代に困るのは、幼い元気のよい連中の言説が国境超えてすぐ伝わるわけで、海の向こうの日本通に今日本を代表する言論人と思われているのはKobayashi Yoshinoriかも知れません。彼とても、左翼偏向時代の反動だろうと思うのですが。19世紀末以降、韓国のがまごまごしていたから云々と言うことも向こうのいろんな場面では語られつつあるらしいのですが。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

国家も人も法の下では平等なはずでは? 投稿者:本野英一  投稿日: 717()212343

 

 結局、韓国の朝野を挙げての反日抗議や、北朝鮮の韓国、日本、アメリカへの態度をつらつら観察していると、あちらでは、まだ主権国家と人は法の下で平等ではない。「倭奴」は、我々より列島人種でなければならない、という儒教的法秩序感覚が依然として根強く残っているのと、19世紀末期に国家を乗っ取られた(といっても、1905年以前については韓国側にも落ち度は多くあると思うけど)恨みが混在していて理性的な議論ができないのだな、という結論に達します。現在は「新しい中世」なのではなく、新しい「明治時代」なのではないでしょうか。*66950

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

最後の 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 717()103420

 

最後に韓国に向かって言う捨て台詞は

「そんな論理で貫徹したかったら、もともと漢の時代におかれた郡ごときだろう、さっさと中国に併合してもらえ」

できまりですか?

 

選挙権については、在住年数で地方参政権を与える他の国の例があるとか。税金とっているし、在日が存在する理由を戦前の労働異動だろうと思っているので、地方参政レベルは顧慮すべきでしょう。代表なくして課税なしと主張されたらどうする? 指紋については押捺はなくなったと思いますが、あの当時に韓国に留学した人は全部の指紋採られたとかいってました。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

いつかは言わなくてはならないことでは 投稿者:本野英一  投稿日: 717()095658

 

 領土問題、歴史認識に関する日本政府の主張は何でも間違い、韓国側の主張は何でも正しい、という論法をご無理ごもっともで受け流す態度は、ここらで一つ清算するべきだと思います。韓国側の主張を何でも聞き入れていれば、先ほど山腰先生がお書きになられていた通り、対馬も韓国領土になってしまうし、韓国国籍のまま、日本の選挙権、被選挙権も取得する、というのであれば、極論すれば、この国は最終的に韓国によってのっとられることもありえます。そんなら逆に日本国籍のまま、韓国の選挙権、被選挙権を与えてくれるのか、と聞きたくなります。

 当面は荒れるでしょうが、何年かかってでも、あの国の政府とは、ここらで、国境国籍問題の境界を決めるべきだと思います。*66899

http://www.chosunonline.com/article/20080717000015

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

韓国には 投稿者:管理人・青木  投稿日: 716()225525

 

日本海名称問題でも中途半端な文献調査した前科もあり、下記ご紹介の本は見ていませんが、恐らく日本に理があるのだろうと思います。ただ領土問題には現状維持という鉄則があって、その意味で尖閣諸島も竹島も北方領土も、今のまましかありません。ただ将来戦争など何か激変があって国境線が変わる場合に無視されないよう、平時から主張を続けることが大事です。

なお、◆◆◆◆様からの投稿、折角ではございますが、より適した他の掲示板等に多く掲載されているようですので、削除させていただきました。*66868

あ、いま投稿してから、山腰先生の投稿に気づきました。

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

妄言独走 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 716()223438

 

韓国が国際司法裁判所に出したがらないのはどうあっても日本が文献的には有利な訳でしょう。このあたり、日本に江戸時代に来ていた外国人に感謝しないといけない。同じような鎖国状態とは言え、日本に来たケンペルやらシーボルトに感謝。

国際法的な争いで言えば、日本が断然優位とは聞いています。

 

ただ、このあたりは韓国人には知られたくない思考回路なのですが、国際法というのはかつて欧米が世界支配を進めるときに、自分たちの間ではそれこそ熾烈な競争をしながらいざとなったらここをよりどころにしたという、世界支配の道具であった訳でそれで国際司法裁判所で日本領だと認めてもらったらすむ話なのかと思います。それこそ双方相手国にとっては恥部のような者で、これでゴネたりいじったりしたら下手したら友好的なパイプがぶち切られるわけで、危うい政権だったら転覆しかねない問題なので、だったら双方の主張が平行線というのが落としどころだと思うのですが。そうなると竹島問題というのは時節やらタイミングを外さず、外務省が「日本側の主張はこうである」と継続して主張すべき微妙な問題だと思うのです。これ、少なくとも了承した上でやっていることではないでしょうね。

 

これ韓国内な話で言うと、対米追従BSE問題で失点を重ねる現政権のありようも顧慮しないといけない問題かもしれません。

 

 

しかし、韓国では

「対馬だって韓国領」

と政党幹部がいきまいているとか。このあたりはそれこそ妄言といいたくなります。DNAは韓国人だとか、そんな理由で国境が変更されたなんて聞いたことない。対馬は、文化遺産とか歴史遺産は気をつけないと韓国に持って行かれるかもしれません。韓国はかなり親近感を持っている。

編集済

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

竹島問題その他について 投稿者:本野英一  投稿日: 716()212259

 

 竹島=独島問題については、『日本史大事典』でしか知識を得ていなかったので、以前買って書斎に積んでおいた

岩下明裕編『国境・誰がこの線をひいたのかー日本とユーラシアー』(北海道大学出版会、2006年)を繙いてみました。拓殖大学の下条正男教授がこの問題の起源、韓国側の主張と史料解釈上の不備を分かりやすく説明しています。自分たちの先祖の書いた漢文史料の解釈すらまともにできないのか。正直驚いています。日本政府が領土、領海問題について自己主張すると、これを頭から「妄言、過ち」だと決めてかかる人間が日本人にも大勢います。彼らの主張を史料を以て論破していくのも大事な作業だと思います。これは、決して文部官僚の暴走ではありません。日本政府がいつかは言い出さなければならなかったことです(今日の教授会で◆◆◆◆先生からもそううかがいました)。山腰先生、ご参考までに。値段は1600円です。

66865

編集済

http://www.hup.gr.jp/

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

原敬と董顕光 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 716()182211

 

原敬と董顕光。

新聞記者であったこの両人が実は、原敬が暗殺された当日あっていました。

董顕光がインタビューしているのです。原敬は董顕光の第一次大戦時、五四期の反日論鋒を知っていたのでしょうか。そのうち英文を手に入れたいと思っています。

英文の出典は、判っていて手に入れようと思っていたのですが、紹介しているサイトがありました。

編集済

http://www.ictnet.ne.jp/~sibarei/page026.html

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

女真の 投稿者:管理人・青木  投稿日: 715()213537

 

金の『金史』の中に、宋への領土不割譲を主張した「一寸の山河は一寸の金」という言葉がありました。学生時代に初めて見て、嫌な台詞だな、と記憶に残ってたのですが、メモもなく、一寸の何が、一何の金だっけな、と思い出せず、たった今中央研究院のDBで『金史』から「一寸」を引いたら出てきました。いやはや、整理の悪い私にはDBは本当にありがたい。*66784

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

文科省が 投稿者:山腰敏寛  投稿日: 715()180658

 

何を思ったか、いきなり近隣諸国に喧嘩をふっかけている模様。どこかの課長当たりが一念発起したのでしょうか。

 

この手の問題は、双方の国にとっての恥部のようなものなのだから、あまりいじると相手によくないし、こっちにもいいことないと思うのですが。

 

さっきの会合で言った一言

「ウィキペディア (学生諸君、ばれたら落とされますぞ)引いてはいけない、(でもよく書けてるものもあるから)負けてもいけない」

 

 

 

 

--------------------------------------------------------------------------------

以上は、新着順181番目から200番目までの記事です。これ以下の記事はありません。

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル